皆さんは「感情」についてどう捉えていますか??
あんまり意識したことがない人が多いのではないでしょうか。
それ以前に、「感情にふりまわされるな」なんて言葉を聞いたりして
感情は抑えておくもの。表に出さないようにするもの
なんて思ってはいませんか?
感情は知れば知るほど奥の深いものですが、
まずは自分がどう感じているかを知ることで感情を整理でき、
ずんと重たくなった心を軽やかにすることができます。
この記事では、感情に向き合うと良い理由について書いていきます。
感情に向き合う方法については以下をご参照くださいね^^

抑えきれない感情、どうしてますか?
日常を過ごしていると、感情を抑える場面ってたくさんあると思います。
例えば
- 会社で上司に怒られたとき
- 家で空気を温和に保つため、怒りを抑えたとき
- 自分は楽しいけど、空気的にそうしちゃいけない、、、など空気を読んだとき
など色々あると思います。
こんな時、抑えた感情を皆さんはどのようにしていますか??
抑え込み過ぎると精神疾患の原因にも
私が仕事をしていた頃は仕事では気持ちを抑え込み、家に帰ってから泣いたり、または、家でも愚痴が増えてしまうのが嫌で、黙って無理やり明るくしてみたりしていました。
気持ちを抑え込んで、そのまま奥に奥にとしまい込んでいたのです。
これをそのままにしておくと、、、、
ストレスを溜めやすくなったり、過去の私のように適応障害になってしまったり、
どこかでその代償が現れてきます。
自分の本当の気持ちが分からなくなることも
また、精神疾患とまではいかなくとも、
「自分の本心が分からない」
「自分が何したいか分からない」
この分からないっていうのは、「感情に向き合わなかった結果」です。
感情を抑えるあまり、「自分がどうしたいのか」が見えてこなくなり、
他人に合わせていく「他人軸」にだんだんなっていくこともあります。
感情に向き合うと良い理由

ここまでで感情を抑えると色々な負の効果があるというのは感じられたかと思います。
では、その一方で感情を出してなんかいいことあるの?って思われると思います。
なぜなら感情は、「あまり表に出してはいけない」という植え付けがあるからです。
向き合うといいことがたくさんあるので列挙してみます。
- 自分の本音が見えてくる
- 深層心理が深まる
- 感情を押し殺さずに済むのでストレスが減る
それぞれについて説明していきます。
自分の本音が見えてくる
上記にもある通り、感情に向き合わないと「自分の本音」が分かりにくくなります。
逆に言えば、感情に向き合うと「自分の本音」は見えてきます。
なぜか?
感情に向き合っていくとまず、
「何をしたときに、自分にどんな反応が起きているか」
ということが分かってきます。
「○○は楽しいけど、△△は苦しい」みたいな。
とってもシンプルだけど、自分のそういった傾向さえつかめていないことが多々あります。
上記のような感情に対して、「本当はどうしたらいいんだろう」と考えることになります。
これを考えていると、究極に「自分は何がしたいんだ?」とズンズン本音に迫っていきます。
また、この感情に向き合うというプロセスの多くは、一人で完結することができます。
要するに一人でいる時間を確保することもできるので、必然的に自分一人で考え、誰にも見られないことから、本来の気持ちが出てくることも多いのです。
深層心理が深まる
深層心理とは、「普段は意識されない、無意識の心理状態」のことです。
心の奥底にあり、無意識、というところが厄介なのですが、
感情を掘っていけばいくほど、この深層心理にたどり着きやすくなります。
「この感情は何からくるものだろう」
「自分のどんな考えが影響して、こういった現実を作っているのだろう?」
「この感情から本当は何を求めたいんだろう。。。」
探れば探るほど、自分の心の内が明かされてきます。
日頃ここまで意識することはありませんが、だからこそ感情に向き合ってみると、
自分の無意識にたどり着きます。
ちなみに、深層心理が分かってくると、
自分の行動パターンや、日頃の選択の理由なんかも分かるようになってきます。
感情を押し殺さずに済むのでストレスが減る
もしかしたら、これが一番大きな効果かもしれません。
感情を押さえつけていると、いつか溜まりにたまって爆発したり、違う形で表れてくることもあると思います。
感情にその時、あるいは一拍おいてからでも、向き合っておくと、
その後余計なエネルギーを使うことが無くなるので、楽になります。
小さな積み重ねでストレスって溜まっていくものでもあるので、
こうした地道なエネルギーマネジメントが大事かもしれませんね。
おわりに
いかがでしたか??
感情に向き合うメリットはいっぱいあります。
日常のタスクを優先して、後回しになりがちですが、
時々は心の整理をしてみるのはいかがでしょうか?