この記事では、コーチングをほとんど初めて聞いたよって方から、なんとなくわかるようでわからないと思っている方が、コーチングの概要を理解することができます。
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コーチングの定義
コーチングの定義は一意にこれ!ということができないのですが、
書籍を参照すると、少し長いですが以下のような定義がありました。
・コーチングとは、個人の仕事や生活の中での目標達成と能力強化を促進する、認知、感情、行動の持続的変化である。
【出典元】コーチングのすべて その成り立ち・流派・理論から実践の指針まで
・コーチングとは、他者の能力、学習、成長を促進する技術である。
・コーチングとは、自己を成長させ、より有能な人物となるために必要な手段、知識、機会をその人に身に着けさせることである。
・コーチングとは、個人の潜在能力を解放し、その人自身の能力を最大限に高めることである。コーチングは、その人が学ぶことを支援するものであり、その人を指導するものではない。
・コーチングとは、人々が生活の中で重要な変化を遂げるための強力な関係である。
・コーチングは、その人が望む方法で変化することを手助けし、また進みたい方向に進む手助けをする。そして「なりたい自分」になりつつあるレベル、あるいは「自分で可能な限り最高の存在」でいるレベル、そうしたすべての段階でその人を支援するものである。
・コーチングは学習に関わるものであり、(中略)コーチとクライアントはともに学習する協力関係を結ぶ。
これらを見ていただくと何となくイメージが浮かぶのではないかと思います。
コーチングはクライアントを成長させるものであり、コーチはそれを支援・手助けする役割を持つ。というところでしょうか。
コーチングの語源は?
ここでイメージをより分かりやすくするためにコーチングの語源についてお話します。
コーチ=馬車(目的地まで送り届ける)が語源。
もともとコーチ(Coach)という言葉が使われるようになったのは16世紀ごろ。乗合馬車が最初に走り出したハンガリーのコチ(Kocs)という町の名前に由来しているようです。
コーチ(Coach)はその後、「目的地まで送り届ける」という意味の動詞としても使われるようになりました。
それが19世紀ごろになって、スポーツの指導員に使われはじめ、それが、教育、人生そのもの、キャリアなどにも使われるようになった結果、今の「コーチング」のようになったといわれています。
コーチはクライアントを目的地に送り届ける
ですから、コーチの役割はクライアントをクライアントが行きたい場所に送り届けること。
最初にゴールやビジョンを定めるのは、目的地を明確にするためで、それに向けてせっせと二人三脚で歩んでいくというイメージ像が浮かびますね。
そのためのセッションを行い、アクションを起こし、折り重ねていくことで成長していくというイメージですね。
結局コーチングでは何をするの?
ここまでの話でコーチングとは、コーチとクライアントが問いを使いながら対話していく中で自己理解を深め、自分の考えを明らかにしていくためのコミュニケーションであると分かりました。
具体的にコーチングではどんなことをするのか?
コーチングとして具体的にイメージされるのはコーチングセッションだと思います。コーチングセッションとは、簡単に言えばコーチとクライアントが対話することです。
クライアントが持ったテーマについて、コーチが問いかけをしていくことで、気づきや、学びを得ていくステップです。多くのコーチングではこのセッションを月に数回行います。
しかしコーチングセッションはあくまでもコーチングの一部と捉えており、その間もコーチとクライアントの関係性は継続します。もっとわかりやすく言えば、セッションの間には必ずアクションがあり、そこにさらなる気づきや学びを得る。その間もコーチングは続いているということです。
つまり、コーチングはコーチとクライアントの対話+それに伴った行動や活動全てであると考えることができます。
コーチングはコーチとクライアントとのパートナーシップ
クライアントが自己の成長のために、自分について学ぶことで、人生を切り開く。そのためには、コーチと二人三脚でクライアントが自分に向き合い、真剣に取り組むことが必要です。
二人三脚の力(=パートナーシップ)が強ければ強いほど、クライアントが心の底で考えていることが引き出され、本音で語り合うのでコーチングの質が上がります。
おわりに
コーチングは感覚的に進めていくこともあるため、実際に受けてみないと効果や雰囲気をつかみづらいということもあるかと思います。
もし興味がある方は、1回コーチング体験を受ける等、実際にやってみることをおススメします。
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